まず、今日の日記はいつにもまして読みづらい文書になってしまうことお詫び致します。
今日は取り返しのつかない失敗をしてしまいました。
今日もガレージではサスペンションブラケットのすり合わせを行っていました。
僕は、ある箇所の冶具を立てていたのですが、注意不足で本来の向きと逆さまに治具板をつけてしまい、さらに板がフレームのパイプに当たっていることに気が付かないまま、無理やり最後までボルトを締め付けてしまいました。その結果、リアバルクヘッドのパイプの1本を大きくえぐってしまいました。下の写真をご覧下さい。
本当に、もうどうすれば良いのか分かりません。僕はCUFPに入って今まで、数え切れないほどの失敗をしてきましたが、今回はそのどれとも比べ物にならないほどの深刻な失敗です。フレームのすり合わせを失敗しても、パイプは無駄になりますが、またすり合わせれば良いだけです。しかし、フレームを傷つけてしまうと、たとえ1箇所、僅かな傷であったとしても全体の強度に大きく影響を与えます。特に、今回僕が傷つけてしまったパイプは、アーム類が直につく重要なパイプで、傷は自分も今まで見たことの無いほどに深く、大きいものでした。チームで話し合った結果、このパイプの周りを切断し、新たなパイプをすり合わせて溶接し直すということになりました。これにより、全体の製作の進行は止めざるを得ず、溶接しなおしたフレームは元の状態よりも、重量が増し、強度的な不安が残ることになります。
考えうる限り最悪の事態です。
思い返すと、逆向きで治具をつけていたとき、確かにボルトが締まり辛かったため、4本あるボルトを対角順で交互に少しずつ締めていました。今思えば、なぜボルトが締まりづらい、となった時に、なぜ締まりづらいのだろう、どこかが干渉しているのではないかと考えるべきでした。仮に、フレームに当っていると考えつかなかったとしても、ボルトを締めている間に気づくはずでした。そもそも、治具を逆向きにつけること自体、図面を普通に読めていたらまずあり得ないことでした。 こうしてみると、すべてが普通の人だったらあり得ないことだということが分かります。
注意力散漫と一言で言ってよいのかは分かりませんが、私は作業者として肝心なところが致命的に欠落しているのかもしれません。
何より、心苦しいのは、自分のこの失敗のせいで全体の製作が遅れてしまうこと、たとえ直してもらったとしても多少の問題が残るということ、そして自分ではこの失敗のリカバリーが一切できないということです。
少しでも、反省の意を示せればと思い、この日記とさせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。 今後は、自分含め下級生なども同様の失敗を繰り返すことのないよう、注意していく所存です。