B2の松谷です。先日入院してきました。
1年以上前から尾てい骨の延長線上に毛巣洞というできものが出来ておりましたが、去る夏季休暇中のJARIへの遠征にて爆発したのが強く治療へと意欲を燃やすきっかけとなりました。
毛巣洞は自然治癒しません。根治には手術による物理的な切除しかありません。よってターム間休みを活用して入院してきましたため、今回は通常の活動記録の代わりに簡単な入院記録を書きます。
まず手術にあたって下半身の麻酔をします。そのため前日の夜は流動食、当日絶食という具合で入るものを無くし、また坐薬と浣腸で徹底的に出すことで消化器管内の内容物を一掃しました。
手術室にはブドウ糖と抗生剤の点滴を受けながら歩いて行き、また自力で手術台に寝そべり麻酔を受けました。脊髄くも膜下麻酔は痛覚と熱さ・冷たさを遮断しますが触覚は残ります。臀部、ふくらはぎから足先にかけて浮腫むような感覚があり、恐らくアルコール製剤を含んだ綿をあてても全く冷たさを感じなくなったら手術開始です。
一般に下半身麻酔で行う手術では鎮静剤を投与することもあるで、実際私も勧められましたが、こんな面白い機会に意識が朦朧としているなんて勿体無い!とバリバリ覚醒で手術に臨みました。しかし結果としては、手術は基本的に電気メスで組織を焼きながら切除するものであり、自分の肉が焼ける匂いこそするもののそれ以外はあまり刺激のないあっさりしたものでした。手術後に切り取られた肉片を見せていただきました。残念ながら巣食っていた毛を見ることは出来ませんでしたが、肉片はその後病理診断にドナドナされるので今生の別れです。
手術時間は15分ほど、入室からストレッチャーで運ばれていくまでが30分ほどでした。その後麻酔が切れて歩けるようになるには6時間以上かかりました。
さて、今私の尻にはワイヤレスイヤホンのケースほどの大きさの穴が空いています。そこから血液と浸出液が出てくるので、ガーゼと吸水パッドの二段構えで吸収しています。また現場仕事にはストップがかかっておりガレージに顔を出していない現状です。本日の午後に術後の患部を診てもらうために通院するためそこで今後について相談する予定です。