長考

 堀田です。

 大会お疲れ様でした。と言っても順番が回って来るまでに二週間かかっているので随分昔の事に思えます。結果は目標に遙か及びませんでした。チーム・車両ともに過去最高の状況の中足下を掬われ完走を果たす事は出来ず、悔しさが残ります。この結果に満足していませんが納得はしています。原因究明は一度止まってしまいましたが、他方面から助言を頂く事ができ新たな道が見えてきました。ただただ頭が下がるばかりです。私は失敗を次に生かせず同じような失敗を繰り返す事こそが失敗だと考えるので、ここは焦らず冷静に、時間を掛けてでも究明した上で失敗原因の要素を抽出し、応用が利く経験として積み上げて行きたいです。

 この一年間はチームが大きく変わった年でした。チームの中心となる人物が増えて定着化し、その上で予想の何倍も強力でアグレッシブな新入生が何人も入りました。製作を丁寧に行え試走会ではほとんどトラブルが出なかったこと。試走会の記録をしっかりと録り、整理して保存し活用したこと。大会中に車両のセットアップ変更を行えたことはメンバーの精力的な活動無しには為し得ない事でした。人が増えた分プロジェクトを円滑に回す為の方法に悩むことも増えました。嬉しい悩みです。後輩達は何をしたくてこのプロジェクトに参加したのか。この活動の面白さを伝えてられているか。仕事を割り振る時は過保護になりすぎず自らが考える余白を残せているのか。経験を積むチャンスを潰してしまっていないか。今から言おうとしている事は言いたい事なのか言わなければいけないことなのか…千葉大学の3年に1度しか部員が増えないというジンクスはもう払拭されたのではないでしょうか。25年度プロジェクトも楽しみです。