大隈フライスとぼく

こんばんは。3月は大隈フライスと仲良ししてた黒澤です。

今回は3月の製作を振り返ります。3月はサス関連の製作をしていました。特に大隈フライスと呼ばれる機械をずっと使っていました。これは鉄板などに正確な座標の穴をあけることのできるものです。

x軸y軸z軸の3つの軸をハンドルを回して座標を調整するのですが、こいつが相当厄介でして、まずx、y軸のハンドルは回し始めて1/6回転くらいは逆方向に動きます。+方向に回しても台はしばらく-方向に動くんですね。バグりそうな頭を空っぽにしながら目的の方向へ目盛りを合わせます。
やっとx軸を合わせ、次はy軸のハンドルを回します。すると何ということでしょうか!さっき合わせたはずのx軸が0.05mmずれています!!y軸のハンドルを触っただけでx軸がずれるんですね。
しかも最少目盛りの0.05mm!一番修正がだるいやつ!!
ハンドルをまわすコツは指先で歯車のかみ合わさる瞬間を感じ取ることです。なんかクルマの運転みたいですね。
やっとxy座標を合わせたら、次はz軸のハンドルを動かし板にドリルを当てます。ドリルは慎重にゆっくり当てないといけません。すなわちハンドルをゆっくり回す必要があるわけです。しかしz軸のハンドルは非っ常に重いです。力を入れつつ繊細な調節ができるように中腰で全身を使いながら両手で回すのですがこの時の私は強烈にダサい恰好をしています。この前同期に笑われました。

大隈フライス使ってだっさい動きをしている黒澤を見かけたら、笑わないで心の中でそっと応援してほしいです。